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国会活動

【反対討論】

 

○山本太郎君
自由党共同代表、山本太郎です。社民との会派、希望の会を代表いたしまして、カジノ実施法案に対して反対の立場から討論いたします。

 

自民党、公明党の皆さんにお伺いしたいんです。なぜ今国会でのカジノ法案成立、必要なんですか。未曽有の大災害である西日本豪雨災害に行政の持てる力を100%投入させることこそが、全ての奉仕者である公務員の務めではないのですか。

 

民主党政権時代に起こった東日本大震災、この際には、予算審議の時期という1年で最も忙しい時期であっても、国会は休戦しました。6日間は災害対応に集中、その後、発災から6日後に開かれた国会でも、被災地に必要な法案のみの審議しかしなかった。

 

今回、審議時間20時間のカジノ法案では、全て委員長の職権で委員会を開き、災害対応に一番活躍するはずの国交大臣、ばくち解禁法案、このばくち解禁法案に縛り付けたこと、これ万死に値します。

 

もう一度お聞きします。自民党、公明党の皆さん、なぜ今国会でのカジノ法案成立が必要なんですか。

 

日本には多くの富裕層が存在し、世界有数のカジノ市場になる可能性を秘めている(メルコ・クラウン、ローレンス・ホーCEO)。

日本はそのサイズと富のためにパーフェクトマーケット(ウィン・リゾーツ、スティーブ・ウィンCEO)。

日本のカジノは究極のチャンスで、シンガポールはそのウオーミングアップにすぎない(ラスベガス・サンズ、シェルドン・アデルソン会長)。

 

このような方々が虎視眈々(こしたんたん)と狙う日本の個人金融資産を吸い上げていただくため、差し上げるためのカジノ解禁だと、正直に言えばいいじゃないですか。特に、ラスベガス・サンズ、アデルソン会長は、大統領選挙でもトランプ大統領への指折りの大口献金者であり、今年アメリカで行われる中間選挙でも共和党の議員に対する政治資金の支援も行っている。正直に、トランプの舎弟(しゃてい)であるシンゾウとしてその役割を全うするためにカジノが必要なんだと言えばいいじゃないですか。

 

もう一度お聞きします。自民党、公明党の皆さん、なぜ今国会でカジノ法案の成立が必要なんですか。

 

読売新聞(6月21日)の記事。

公明党の支持母体の創価学会内には、カジノを含む統合型リゾート実施法案への慎重論が根強い、成立が秋の臨時国会以降になると、来春の統一地方選や来夏の参院選に悪影響を及ぼしかねない、与党として法案には賛成せざるを得ないが、何で賛成せざるを得ないんですかね、これ不思議ですね、今国会で決着させて大型選挙との間隔を空けたい思惑があった、このように報道しています。

 

同様の記事は、全国紙のほぼ全てにおいて同じような調子で報じていますよ。こういうことを報じていない新聞、存在しているんですね。聖教新聞、公明新聞ぐらいじゃないですか。正直に公明党の選挙対策のためだけにこのカジノ法案を今国会で通さなきゃならないと言えばいいじゃないですか。

 

本法案の前身、IR推進法の法案提出者であり、2年前に本委員会の答弁者として登場した5人の政治家は、一人も漏らさずパチンコ関係者からの献金を受ける者たちだった。その際に、それでパチンコ規制ができるんですか、そう聞いたら、口をそろえて、必要な規制はやる、依存症対策もきっちりやると何度も答弁をなさった。

 

日本では、ギャンブル依存症の8割がパチンコ、パチスロが原因と疑われる状態。そのパチンコ、スロットなどの機器、いわゆるEGMが依存症者を大量に生み出すとも言われる。強烈で刺激的な照明、色彩、フラッシュ効果、音響を駆使し、勝利の快感を持続させ、負けたときよりも大勝ちしたときの高揚感をすり込んで、サブリミナル効果を強化し勝ちを求め続ける方向に心理的、生理的にいざなう刺激を与えるもので、依存症を生みやすいと言われ、医学的には、このような刺激に繰り返しさらされることで脳内に病的変化が起こると考えられています。

 

単なるパチンコの出玉規制だけでは意味がなく、依存症をつくり出す機器、EGM自体を規制しなければ、全く根本的解決には至りません。
ギャンブル依存症について、2年前、法案提出者の一人、IR議連、細田博之会長は、「実施法までの間にきちっとした対応をすることを今求めている。そういったことを、これから推進法案の成立後の実施法案までの間に個々に対策をとることは可能であると考えている」と答弁。

 

この2年間で最も依存症を生み出す遊技とやらの一番の原因について何か予防的措置はとられたのか、警察庁に問い合わせました。

EGMやパチンコ、パチスロが脳に与える、予防的措置については指導、通知も行っていないと回答。

また、EGMについて関係省庁や政治家、閣僚が話し合った会議があるかと問われても、警察庁は把握していないとのこと。

余りにもばかにした、口から出任せの国会答弁。国民を欺き、利害関係者のためにしか汗を流さないその姿には怒りしかありませんよ。

この時間が過ぎれば自分たちの思いどおりになる、その場しのぎのうそしか言っていないじゃないですか。

 

そして、今回、米カジノ業者の代理人が、超党派のIR議連の幹事長であり、かつ自民党カジノPTの座長だった自民党議員を始めとするカジノ推進派の国会議員らのパーティー券を購入していたことも報道で明らかに。

 

カジノ法の立法事実は、自分に金をくれる人にもっともうけさせるため、これ以外に何があるんですか。

 

はした金欲しさに、その先においしい思いができるかも、そんなことを政策実現につなげる、どこまで行っても怪しい政治、いつまで続ける気なんですか。この国を草刈り場として企業側に差し出すような政治屋、恥を知れ。心ある政治家の皆さん、反対してくださいよ。

 

このIR、IRじゃない、ばくちの解禁、これとてんびんに掛けて、災害対応も同時進行、あり得ないという話ですよ。被害者に対し、被災者に対し、お亡くなりになった方々に対し、哀悼の誠をささげる、そんな言葉、政治家はよく言いますよね。本当ですか、それ。

 

本日の朝の時点で、死者は217人、行方不明者は12人。明らかに政権の初動、遅れましたよ。気象庁が最大級の注意喚起を促している夜にみんなでお酒飲んで楽しんだんでしょう、自民亭。その間にも人が亡くなっている可能性が高い。この政府の初動の遅れによって一体何人の方が亡くなったのか。

 

死者の状況、217人。
岐阜県関市で男性が1名死亡。
滋賀県高島市で70歳代男性が水路に転落し、死亡。
京都府亀岡市で50歳代女性が死亡。
綾部市で土砂崩れにより70歳代女性、30歳代男性、80歳代男性が死亡。
舞鶴市(まいづるし)で土砂崩れに巻き込まれ行方不明になっていた60歳代男性が死亡。
兵庫県猪名川町(いながわちょう)で50歳代男性が水路に流され死亡。
宍粟市(しそうし)で60歳代男性が土砂崩れにより死亡。
岡山県61人。笠岡市で土砂災害で40歳代男性、50歳代男性が死亡。笠岡市で男性が死亡。
井原市で土砂崩れにより40歳代女性が死亡。井原市で1名死亡。
総社市(そうじゃし)で80歳代男性が死亡。総社市で60歳代男性が2名死亡。総社市で1名死亡。
倉敷市真備町(まびちょう)で90歳代男性3名、80歳代男性7名、女性10名、70歳代男性7名、女性13名、60歳代男性2名、女性2名、40歳代男性1名、女性1名、20歳代女性1名、10歳未満1名の計48名が死亡。
倉敷市で70歳代男性が死亡。
広島県安芸高田市(あきたかたし)で50歳代男性が川に流され死亡。
熊野町で土砂崩れにより死亡。
東広島市で男性が川に流され死亡。東広島市で50歳代男性が死亡。
三原市で土砂崩れにより死亡。
府中市で土砂崩れにより死亡。
竹原市で70歳代男性が死亡。竹原市で50歳代女性、60歳代女性が死亡。
福山市で側溝で倒れた方の死亡を確認。
三原市で土砂災害により4名死亡。
東広島市で2名死亡。東広島市で40歳代女性と70歳代女性が死亡。東広島市で男性死亡。東広島市で男性死亡。東広島市で女性死亡。
福山市で女児死亡。
坂町で死者2名。
東広島市で死亡。東広島市で30歳男性が死亡。
三原市で死亡。
尾道市で80歳代男性が死亡。
呉市で家屋が倒壊、土砂流入により3名死亡。呉市で土砂流入により死亡。呉市で死亡。呉市で土砂が崩れ死亡。呉市で建物に土砂流入し、死亡。呉市で土砂流入により死亡。
広島市で50歳代女性が土砂崩れにより死亡。広島市で土砂崩れにより2名死亡。広島市で3名死亡。広島市で家屋が倒壊し1名死亡。
大洲市で90歳代女性が土砂崩れにより死亡。
松山市で女性1名と子供2名が土砂崩れにより死亡。
宇和島市で70歳代男性が土砂に埋まり1名死亡。宇和島市吉田町で40歳代女性、男児、60歳代女性が土砂災害により死亡。宇和島市で土砂による家が倒壊し50歳代女性と70歳代女性、80歳代女性が死亡。宇和島市で60歳代男性が死亡。
今治市で40歳代女性が死亡。今治市で土砂崩れにより家が崩壊、女性が1名死亡。
西予市(せいよし)で80歳代女性が死亡、男性も死亡。西予市で70歳代男性が河川に流され死亡。西予市で80歳代女性を自宅の倉庫内で発見し、死亡を確認。西予市で50歳代男性を田んぼで発見し、死亡を確認。
大洲市菅田地区で70歳代男性が死亡。
大洲市森山地区で70歳代男性が死亡。
宇和島市で70歳代男性が死亡。
大洲市で40歳代女性が水路に車ごと転落し死亡。
宇和島市で70歳代女性が土砂に巻き込まれ死亡。宇和島市で60歳代男性が土砂に埋まり死亡。
松山市で60代男性が死亡。
周南市(しゅうなんし)で女性が土砂崩れにより死亡。
岩国市で70歳代女性が土砂崩れにより死亡。岩国市で80歳代男性が土砂崩れにより死亡。
高知県大月町で土砂災害により2名死亡。
香南市(こうなんし)で40歳代男性が乗った車が流され死亡。
福岡県福岡市で80歳代女性が風にあおられ高所から転落し死亡。
筑紫野市(ちくしのし)で60歳代女性が死亡。
北九州市で1名死亡。北九州市で土砂崩れにより家が潰れ60歳代女性が死亡。
伊万里市(いまりし)の福祉作業所で所在不明であった20歳代男性が死亡。
佐賀市で行方不明となっていた80歳代女性が死亡。
宮崎県小林市で60歳代男性が増水した川に転落し死亡。
鹿児島県鹿児島市で2名死亡。

 

行方不明者の状況。
奈良県大和郡山市(やまとこおりやまし)で60歳代男性が田んぼの様子を確認に行ったが帰宅せず、現在捜索中。
岡山県高梁市(たかはしし)で60歳男性が行方不明。
新見市で60歳代男性が行方不明。
鏡野町(かがみのちょう)で60歳代男性が行方不明。
広島県広島市で4名が行方不明。
坂町で1名が行方不明。
呉市で1名が行方不明。
東広島市で1名が行方不明。
安芸高田市で1名が行方不明。

 

そのほか連絡が取れない者の状況。
愛媛県鬼北町(きほくちょう)で女性1名。大洲市で男性1名。

 

これらの命の中で、政府の対応が早ければ救われていた命、あるんじゃないですか。両てんびんに掛けることなんですか。というよりも、同時進行でやるんですか。あり得ない話でしょう。で、採決やりたい。どうかしちゃっているんじゃないですか。人間の心を失っちゃっているんじゃないですか。

 

余りにもあり得ないでしょう。国の責任があるんですよ。初動の遅れ。本気で対応しなかった。総理が自分のおうちに引きこもっている間に人の命が失われている可能性あったでしょう。どうして動かないんですか、もっと。どうして官邸で、どうして公邸で指示を出せる体制にしないんですか。自宅に帰っている場合じゃないでしょう。

 

それだけじゃない。国土交通省、これが管轄しているダムでも、あり得ない量を放流するということがあったわけでしょう。その犠牲になった町、存在しているじゃないですか。みんな命懸けですよ。予定時間よりも早まってそれが大量放流されてしまうようなことあったんです。でも、それもしようがなかったかもしれない、だって決壊するよりはましだからって、そういう感じなんですね。
本当に、その憤りを現場の人たちから聞いた、それはもう皆さんに聞いていただきましたよね。消防団の方ですよ、消防団の方。今回、上流の野村ダムの放流による川の氾濫により、住宅約650戸が浸水、住民5人が命を落とした。愛媛県西予市の地元の消防団に属する若い世代にも私、直接お話を伺ったと先日言いました。

 

今回、犠牲者を出した野村ダムの放流を増やした7月7日早朝5時頃、消防団の事務所に招集された。水没可能地域示された地図配られた。ああ、もうこんな準備がされていて、ここが水没するということを事前に分かっていたのかと消防団の人びっくりしたって。6時半に放流が始まります、それまでに地域住民を避難させるよう、それぞれ消防団の皆さん、伝達を受けた。消防団で各戸を回った、逃げてください、逃げてくださいって。

 

私、ほかの人にも聞いた。サイレン鳴らした。行政もちゃんと車を走らせて避難してくれという放送を流した。どっちも重なり合って、何も音聞こえない。外の雨の音も大きいし、サイレンと行政の車が一緒になって、何も聞こえない状況だった。自分で逃げるタイミングを判断しましたという方にもお会いした。

 

消防団で各戸を回り避難を呼びかけたけれども、6時半に水が出ると言っていたけれども、6時20分頃には異常な状態に気付いたと。これは危ないと。消防団自身も危険な状況に置かれ、商店街もかなりの水位になり、そこを泳いで人を救出に向かっている消防士の姿も見たと。この消防士だって被災者ですよね。築1年の住居、床上1メートルまでの浸水遭ったけれども、これ一体どんな補償があるんですか、国はって。

 

この間、総理が訪れていましたよね、被災市。テレビ番組やっていたんですよ。肩を落とした高齢のお母さん、年金暮らしなんでねって。家は形ごと残ったからって、この家を捨てて新しい家を手に入れるのか、それとも内装をやり直した方がいいのか、どっちにしてもお金が掛かり過ぎるからということを総理に直接言っていたんです。

 

そうしたら、総理、何と言ったか。大丈夫ですよって。何だ、その大丈夫ですよって。大丈夫ですよ、みんなで頑張りましょうというただの励ましですか。違いますよね、大丈夫ですよ、国が全面バックアップしますよという言葉だと思うんですけど。じゃ、聞きますけど、今回のこの状況において、国が100%バックアップするような体制になっているんですかって。なっていませんよね。おかしくないですかって。

 

じゃ、どういう状況になっているか。被災者生活再建支援制度、自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者に対し、被災者生活再建支援金を支給することにより……

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君に申し上げます。申合せの時間を過ぎておりますので、討論をまとめてください。

 

○山本太郎君
被災者の皆様にお見舞い申し上げますって何なんですか。哀悼の誠をささげるとか、どういう意味なんですか。

儀礼的な言葉ですか。

恐らく、あれだけの大災害が起こって、今も復旧の真っただ中で、こんな、私たちがこの国会間を移動するだけでも汗だくになるようなところで、泥をかいたりとか人を捜したりとかしている人たちを考えれば、どれだけばかげたことを今やっているかということ分かるでしょうって。申合せの時間を過ぎている私、申し訳ございません。でも、私がやっていることよりも、この採決が行われていること自体がおかしいだろうって。

正気を取り戻してくださいよ、政治が。

 

被災者生活再建支援制度、自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者に対し、被災者生活再建支援金を支給することにより、その生活の再建を支援し、もって住民の生活の安定と被災地の速やかな復興を手助けするという制度。まあ簡単に言うと、自然災害で10世帯以上住宅の全壊被害が出た市町村で使える制度だと。

 

水害の場合は、今回水害ですもんね、住宅に床上1・8メートル浸水があれば全壊、床上1・8メートル未満から一メートルで大規模半壊、床上1メートル未満で半壊、床下は半壊に至らず、この4つの被害程度によってお金が支給される。

 

時間がないのであくまでざっくりですけれども、まず基礎支給金として、全壊の場合には100万円、大規模半壊の場合には50万円支給。加算支給金として、新たな住宅を建設、購入する場合には200万円追加だって。現在の住宅を補修して住む場合には100万円、公営住宅以外の賃貸住宅に転居する場合には50万円がそれぞれ支給される仕組み。

 

大きいところだけ言うと、つまり、全壊の人が家を1から建て直すといったら300万円もらえる、大規模半壊の人が家を補修するんだったら150万円ねって。はっきり言って、桁違い過ぎるじゃないですか。足りるわけないじゃないですか、こんなので。

 

せめて、野党が提出している被災者再建支援法の改正案、先ほどの金額を増額する法案です、これも十分ではない、でも現行制度よりはまし。全壊で建て直して500万円、大規模半壊で補修して250万円。全然違いますよ。

 

現行制度よりも200万円、1から建て直す場合は。大規模半壊で補修するならばプラス100万円現行制度よりも上積みされる。最低でもこっちじゃないですか。今国会で通してくださいよ、今国会で。カジノじゃないだろう。ばくちじゃないだろう。これが先だろう。どうしてこれを通してくれないんですか。

 

お見舞い申し上げます。被災者に……

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君に申し上げます。時間を大幅に超過しておりますので、発言をやめてください。

 

○山本太郎君
委員長御自身も被災地の選挙区の方です。本当は、本当は心からこれを早く通してほしいという思いをお持ちの方だと思います、本当は。けど、今の選択では、自民党が示した方向性、官邸が示した方向性に従うしかないんだというような中で、本当に苦しい決断をされている方だと思います。でも、やっぱり勇気を持ってこれはおかしいという選択をしていただきたかった。

 

少なくとも、野党が提案をしている現行制度よりもプラスされた金額の補償制度を少なくとも今国会で通してくださいよ。

 

何のための延長国会なんですか。全部、大企業とか利権関係者にしか得にならないような法案しか通していないじゃないですか。

 

働き方改革という名の過労死促進法、そしてこのカジノ、ほか自民党の合区にしてちょっと損させた人のためにプラス二つ席やるわみたいな法案、選挙制度改革、何やってんだって。政治の私物化極まれりですよ。

 

少なくとも、初動が遅れた分は全力で取り戻すというのが、少なくとも人の心を失っていない人たちがやることでしょう。だとするならば、今国会中に、あした1日でもやれるじゃないですか。どうしてやっていただけないんですか。そういうことをやってくれって言いましたか、国土交通大臣。

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君に再度申し上げます。時間を過ぎておりますので、討論をまとめてください。

 

○山本太郎君
そんなに、採決やっている場合じゃないんですよ。現行制度では、先ほどの制度、国からの補助、2分の1しか出ないんです、2分の1しか。

 

○委員長(柘植芳文君)
速記を止めてください。

 

〔速記中止〕

 

○委員長(柘植芳文君)
速記を起こしてください。

 

山本君に再度申し上げます。既に法案に対する意見は出尽くしていますので、おまとめください。(発言する者あり)議事の妨げになりますので、委員以外の方は御静粛にお願いいたします。速記を起こしてください。どうぞ。起きています。

 

○山本太郎君
審議が尽くされたようなお話が今ありました。尽くされたどころか、まだ入口にも入れていないんですよ。

 

で、審議が重なっていくうちに、やっぱり穴だらけだということが審議のたびに分かる法案になってしまっているというのがカジノ法案なんですね。尽くされているどころじゃないんですよ。このまま見切り発車、強行でいこうという方がおかしいですよ。誰のためにそれやるんですか。誰が喜ぶんですか。お金をもらった人が、約束どおりやりましたよという報告できるようにですか。安倍総理がトランプさんにいい顔するためですか、大口の献金者、アデルソンの。余りにもおかしいじゃないですか。

 

それに、私自身にとっても、今回のカジノ法案ではほとんどカジノのこと聞けていないんですよ。それはおまえが質問しなかったからだろうって言われるかもしれないけれども、それどころじゃないんだよってことなんです。どう考えたって優先順位は災害対応だろうって。

 

私が唯一お話をしたカジノに関してのお話は、99年の下関市長選の際に安倍総理が、安倍総理が応援する候補のその相手候補、この相手候補に対して選挙妨害を依頼した。その選挙妨害を依頼した人に対してお金を払ったけれども、約束の額と違うじゃないかということで、もめ事になって火炎瓶投げられたって話なんですね。

 

カジノで考えてください、カジノで。カジノ管理委員会、こういった暴力団等の排除を行う、いろんなことを細かく決めていくのがカジノ管理委員会。

 

そのカジノ管理委員会の任命権者は誰だっていったら、総理なんですよ。総理が昔に暴力団とつながりのある人間に対して選挙妨害という民主主義にはあり得ないような汚れ仕事を発注した可能性があると。

 

私は、質問では、カジノに関してはここしかできていない状態なんです。だから、審議が詰まったとか、議論が、結構もうこれ以上は掘り下げるのはなかなか難しいだろう、一定のところまで深まっただろうなんていう判断は全くできないですよ。

 

で、先ほどのお話です。今回、水害に遭われた方、土砂災害に遭われた方々、いろんなそれぞれの被害によって、それがお金を助けてくれるという現行制度があるとお話ししました。これ、現行制度、国からの補助は2分の1なんですよ。これ、少な過ぎひんって。

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君。

 

○山本太郎君
これ、地元の自治体も大変です……

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君に申し上げます。約束は約束でございますので、時間どおりルールを守ってお願いをいたします。

 

○山本太郎君
委員長、おっしゃること、もっともなんです。約束は約束、ルールはルール。委員長を一人間として、私、その言葉、非常にしみる部分がありますけれども、でも、それを言わせている自民党だったり安倍政権を考えると、自分たちの都合のいい局面のときにはルールを守れ、自分たちの都合の悪いときにはルールは守らないということをやり続けているんですよ。

 

覚えていますか、消費税3%増税された、8%になった2014年4月。このときに、その事前に約束されていましたよね、消費税増税分3%は全て社会保障の充実、安定に使われるというような話していました。結果、どうだったかといったら、3%の増税分で税収8兆円程度、このうち10……

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君に申し上げます。時間を大幅に超過をいたしておりますので、発言をおやめください。

 

○山本太郎君
3%ね、3%、8兆円、これを蓋を開けてみるとどうなったかというと、結局、消費税を財源にして、それを100%社会保障の充実に使うと言ったのに、16%しか使っていないんですよ。どういうことですか、これ。充実と安定化に何パー使ったかといったら、55パー程度、これ有権者との約束である公約を破っているんじゃないですかって。

 

国会内外でいろいろルール破り、常識を外れた行動をされている方々にルールを守れと都合のいいときだけ言われたって困りますよ、そんなの。

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君、時間守りましょう。

 

○山本太郎君
戻りますね。

 

現行制度、家を水害遭った方、土砂崩れ遭った方々に対して、全壊、大規模半壊、半壊、そういう方々に対してお金が出るという制度になっています。しかし、これ国からの補助は2分の1。これじゃ自治体大変じゃないですか、ただでさえお金掛かるのに。

 

けど、例外があったんです。

東日本大震災のときには5分の4国が負担した。本当は今日、石井大臣に対して、このことを総理にお願いしてくださいと、東日本大震災と同じように5分の4国の負担にしてあげるということを言って被災地の抱えているしんどい思いを軽減させてあげてほしいというお話をしようと思ったんですが、それ以前の問題、冒頭の質問で石井大臣からは快いお返事はいただけなかったので、そこで止まってしまったんですね。

 

どちらにしましても、私がお願いしたいのは、先ほどの、今国会中に野党案、これ野党案じゃなくてもいいですよ、もう究極は。そうでしょう。いつも、ほら、野党案いいの出てきたら、そのまま自民党案として持っていったりしているじゃないですか。その方式でいいですよ。結局は、これ、被災者のためになればいいんだから、そのまま丸パクりして進めてくださいよ。お願いしますよ。そんなこともしない延長国会だったら全く意味がないですよ。このためだけですか、このためだけ、余りにもひどい。税金支払う価値もない国だということを自分たちで宣言しているようなものですよ。

 

私がお願いしたいのはそれだけじゃなく、国の負担率、これ国の負担率を東日本大震災と同じ5分の4にしてくださいって、これ自民党の皆さんからも言ってくださいよ、総理に。急いでくださいよ。これだけ広い規模、広い範囲にわたる災害が日本で起こった、この復旧の時間、復興の時間が遅れれば遅れるほど日本全体にそれは影響を及ぼすんですよ。一刻も早く復興が望まれる、ならば、5分の4、これは国が持つと今宣言してくれれば、あしたどうなるか分からないと思っている人たちにも恐らく光がともると思うんですよね。

 

さっきの総理、被災地に行かれて、大丈夫ですよと、お金の心配をされている、住まいの心配をされている人々に大丈夫ですよと声を掛けた。この大丈夫ですよって何だったんですかって。そこまでしなきゃ、先ほど言ったようなことまでしなきゃ、大丈夫ですよなんて言葉掛けられないですよ。あの日は、総理が被災地訪れた日は、どこに行くのにも大勢の報道陣が総理の後ろを付いて歩いた。この報道陣にいいところを見せるために、大丈夫でもないのに、大丈夫ですよとか軽口たたいたんですか。違いますよね。責任を持っていただきたい。

 

まず、初動が遅れたということに対して、これを取り戻すということに対して全力を尽くすためには、少なくとも国会が閉まるまでに、野党案、現行制度よりもお金が上積みされる現行案を是非前に進めていただきたいと思います。是非、与党議員の皆さんには政治生命懸けていただきたい。それぐらい価値があることですよね、これって。

 

生活再建、これいち早く軌道に乗せるためにはお金出すしかないんですよ。けちっている場合じゃないんですよ。自分たちの周辺だけ気前よくしているだけで、どんどん細っていっているっていうの分かるじゃないですか。何でデフレが20年も続くんですかって。20年貧乏が続く国なんてないですよ。

 

○委員長(柘植芳文君)
山本君に再度申し上げます。申合せの時間を大幅に過ぎておりますので、この辺りでやめてください。(発言する者あり)

 

○山本太郎君
そうですね。そうですね。あのね、採決なんかやっている場合じゃないんですよ。こんな国会が許されたら、もう何でもありになってしまうじゃないですか。前例をつくるわけいかないんですよ。災害対応、それプラス自分たちの利権のための法案を通すなんてことが、これがスタンダードになってどうするんですか。これが前例になってどうするんですか。

 

生活再建、いち早くするためにはお金を出すしかない。この国は人々にお金を使わな過ぎた。だから、デフレが続いて、この国が成長せずに貧乏が続くんですよ。IMFのデータで見ても分かるじゃないですか、どれぐらいこの国が成長しているかって。名目成長率、180か国以上のデータを基に集めたIMFのデータで見ても、この国はこの20年で一一%しか成長していないんですよ。国が金出していないからですよ。貧乏のどん底にあるような人々、多くの人々の苦しんでいる生活を無視して、自分たちの周りだけお金回してどうするんですか。カジノなんて、まさにその象徴じゃないですか。

 

一番困っている、どうしたらいいんだという状況の人たちが数多くいるときには、国が絶対やってやるからと。先日被災地に総理が入られて、困っているお母さんを相手に大丈夫ですよって言ったことを本当に大丈夫なようにしてあげてくださいよ。口だけですか。

 

少なくとも、国会はあしたまである。いいじゃないですか。(発言する者あり)あっ、日曜、ああ、よかった、まだいけるわ。じゃ、まだまだ通せるわ。よかった。まだまだいっぱい通せるわ。よかった。ありがとうございます。焦っていたんですよ、あしたまでや思うて。済みません、ありがとうございます。よかった。お願いしますね。

 

で、もう1点、仮設住宅に対して。これ、1点いいことしているんですよ。ここまでは聞いておいた方がいい、だって自民党にとってプラスな話だから。

 

仮設住宅に対して、これまで大規模半壊以上でないと入れなかったんですよ。でも、今回は半壊でも入れるようにしていただいた。そのつもりらしいです。これについては、本当にありがとうございますと言いたい。けれども、これ、もう一歩踏み込んだことしていただきたい。

仮設住宅一戸、これを造るのにお値段は大体基準で560万円以下。じゃ、例えば、仮設に入りませんという選択をした人にそのままお金をあげてほしいんですよ。仮設に入らないんだから。2階部分だったら住めるから、仮設に行かずに2階部分に住みながら家の補修をするというようなことをやる方々に対して、これお金を差し上げていただきたい。仮設に掛かる費用をそこに入れれば、その人たちだって生活再建早まりますよという話なんですね。

 

これ、恐らく仮設に関わる部分でもハウスメーカーとの利害関係が存在していると思うんですよ。そういう問題がないというんだったら、この件、是非、仮設に入らなければお金を、大臣、大丈夫ですか、ああもうすぐ終わるなと思って見ているんですか。お願いしますよ。これ、私、ただしゃべっているだけじゃなくて、石井大臣に届けと思いながらしゃべっております。そして、大臣以外の副大臣も、先生方にも……

 

○委員長(柘植芳文君)
理事会申合せの時間を大幅に超過しましたので、他に討論、他に御意見ないと認めて、討論は終局したものと認めて、これより採決に入ります。(発言する者多し)

 

他に御意見ないようですから、討論は終局したものと認めます。(発言する者多し)

 

これより採決に入ります。(発言する者多し)

 

特定複合観光施設区域……(発言する者多く、議場騒然)終局し……(発言する者多く、議場騒然)多数……(発言する者多く、議場騒然)特定……(発言する者多く、議場騒然)

 

〔賛成者挙手〕

 

○委員長(柘植芳文君)
多数と認めます。これによって、本会は多数をもって原案どおり可決したものと……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)




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