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国会活動

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Web-900

○山本太郎君 生活の党と山本太郎となかまたち共同代表の山本太郎と申します。
本日の質疑、八分しかございません。全て総理への質問です。よろしくお願いいたします。
国民の皆さんの理解を深めるために自ら説明したいとおっしゃっていた今回の安保法案、総理自身、国民の理解は深まったなと思っていらっしゃいますか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 世論調査等によると、残念ながらまだまだ国民の皆様の理解が進んでいると言えない状況であろう、また様々な点で誤解もされているんだろうと、こう思うところでございまして、こうした審議等を通じまして、そうした誤解を解きながら、国民の皆様の御理解を得るべく努力をしていきたいと、このように思っております。
○山本太郎君 総理自身、広がりが余り見えない、理解が深まっていないと考えると。そうなんですよね。
衆議院での強行採決が行われましたと。そのときの共同通信の世論調査、本法案への理解が不十分という方、八二・九%。先日、お盆頃に行われた調査では、本法案への理解が不十分だと言われる方々は八一・一%。上がっているじゃないですか、総理、一・八%。でも、一・八%って、これほとんど誤差ですよ。だから、ほぼ理解が深まっていないと考えるべきだと。だから、総理御自身で言われていましたとおりだと思います、まだまだ深まっていないんだと。
報道によると、話ちょっと変わりますけれども、総理は八月十日の夜に官邸でお仕事を終えて、それから山梨の別荘に移動されて夏休みに突入されたというふうに報道でありました。しかしです、翌日、八月十一日、本委員会、ここにいる皆さんはここで本法案の審議をしていたんですよ。おかしくないですか、これ。(発言する者あり)誰が延長した、そのお言葉のとおりですよ。この最高責任者で一番この法案を通したいと思っている方が夏休みに突入しているのに、委員の皆さんは夏休みに入れずにここで審議をしていたというお話なんです。
もちろん、総理というお仕事は激務だと思われるんですよ。休んでいただきたい。ゴルフも心から楽しんでほしいと思うんです。でも、安倍政権退陣を願う僕でさえそう思うのにもかかわらず、やっぱり今休んでもらっちゃ困るんですよ。十本もの法案を無理くり一本にまとめて、今国会で通すと言い切ったのは誰なんですか。総理ですよ。あなたですよ。
それだけじゃない。一日の延長で三億円ぐらい掛かると言われている国会を、戦後最長の九十五日延長すると決めたの誰なんですかって。総理ですよね。あなたなんですよ。総理お一人だけ夏休み突入なんて誰も納得していません。
総理自らが分かりやすい言葉で国民の皆さんに対して説明する努力というのは十分だと思われていますか。
衆議院で本法案審議された中で、総理の出席率、三三%程度なんですよ。三三%程度。一番法案を通したがっている最高責任者が出席したのが三割程度ですよ、皆さん。あり得ますか。あり得ません。
丁寧にできる限り分かりやすく説明を行い、国民の皆様の御理解を得るよう努力してまいります、参議院本会議での総理のお言葉でございます。国民の皆さんの理解を深めるために自ら説明したい、これも総理の御発言なんですよね。総理のこの言葉というのはうそじゃないと思うんですよ、うそじゃない。じゃ、総理自身が審議に積極的に参加する、毎回出てきても……(発言する者あり)しているじゃないかという応援、本当にむなしいからやめてください、与党の皆さん。本当に、何かすごくむなしい発言された後の拍手とか、本当に心寂しくなるんです。
そうじゃない。とにかくこの法案、一番通したいのは誰だ、税金を使って九十五日間延長したの誰だ、この国の在り方を百八十度変えるようなこの国の政策を推し進めようとしているのは誰だ、その最高責任者は安倍総理じゃないですか。じゃ、毎日でも出てきてくださいよ、この法案の審議にというお話なんです。そして、公共放送を通じて国民の皆さんに分かりやすく伝えていただきたい。
現在、本委員会、週三日ほど審議があるんですよね。そのうち少なくとも総理自身が毎週一日以上、国民に分かりやすく説明するために審議に参加するというお気持ちがあるのかないのか。あるのかないのかだけお答えください。ありがとうございます。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、委員会の運営におきましては委員会の委員の皆様方でお決めになることでありまして、その要請には当然行政府の長として応じなければならないと、こう考えているところでございます。
その中において、例えば総理として予算委員会や様々な委員会もあるわけでございまして、同時に、この法案については担当大臣がいるわけでありまして、まさに担当大臣が責任を持ってこの法案について答弁をしていくことになるわけであります。そのための担当大臣でございます。私は、総理大臣として大所高所からの意見を求められたときにこの委員会に出てきていると、こういうことではないかと思います。
○山本太郎君 はい、分かりました。
もちろん、この委員会での話、そしてNHKの話は諸事情いろいろあると思います。それ、一度置いておいてください。総理自身がそのお気持ちがあるのかないのか、毎日でも出てくるぞ、少なくとも一週間に一回以上出る気持ちが御本人にあるのかないのかがお聞きしたい。あるのかないのかでお答えください。お願いします。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、委員会の運営については委員会においてお決めになることでありまして、それに対して行政府としては対応していくというのが基本的なルールでございます。
○山本太郎君 もうこんな不毛なやり取りをしていてもしようがないんですよ、総理。
総理自身にそのお気持ちがあるかないかどうか。先ほど言いました。委員会でのルール、そしてNHK呼べるかどうかのルールは一旦横に置いてください、その先の話ですから。総理自身にそのお気持ちがあるかないのかをお聞きしたいんです。お願いします。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、この委員会だけではなくて予算委員会でもそうでございますが、まさに委員会から総理の出席を求められれば当然我々は出席をするという義務を負うわけでございます。
そういう運営を行っていくわけでありますが、同時に、予算委員会においては主務大臣として財務大臣もおり、そして、財務大臣も私が出席をしない中においては答えていくわけでありますし、それぞれの大臣が求められればそれぞれの大臣が出ていく、そしてまた、当委員会はまさに担当大臣として防衛大臣と外務大臣が出席をしているということではないかと思います。
○山本太郎君 何かすごく消極的といいますか、御本人の気持ちを聞いても、余り前のめりさというか、これだけ、八一%の人たちがみんな理解していない中で、何が何でも私が説明いたします、私が最高責任者ですという気概さえも感じない。
委員会のルールがあるということは分かっていると、それを一旦横に置いてお聞きしているんだという話をしているんです。
御自身のお気持ちを何回もお聞きします。御本人としては、出てくるお気持ちはあるんですか、ないんですか。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) これは、ルールは横には置けないんですよ。
つまり、委員会や議会の運営というのは、慣例またルールに従って運営することが求められているわけでございまして、その中において行政府と立法府との関係、守るべき関係というものがあるわけでございまして、その中で当然求められれば我々は出席する義務を負っていると、こういうことではないかと思います。
○山本太郎君 ルールは横には置けないんだよ、ただいまのせりふ、非常にしびれました。
でも、憲法違反の法案を通そうとしているその姿は一体何なんですか。ルール横に置いて考えているじゃないですか。全くやっていることが真逆、余りにもおかし過ぎます。
委員長、是非、より国民の理解を深めるために、総理入り、より多い時間を取っていただけるように委員会で御審議いただけますか。よろしくお願いいたします。
○委員長(鴻池祥肇君) 私、答弁するの。私への質問。
○山本太郎君 いや、違います。お願いです。理事会でのお取り計らいをよろしくお願いいたします。
○委員長(鴻池祥肇君) 理事会で対話をしましょう。
○山本太郎君 ありがとうございます。
終わらせていただきます。




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