質問主意書
文部科学省による放射線量等分布マップ(放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について」によると土壌の核種分析にはゲルマニウム半導体検出器を用いているが、測定値の補正として、減衰補正についてのみ記載されており、自己吸収の補正、そして、セシウム134の測定において重要なサム効果の補正について全く記載されていない。
サム効果補正
放射性物質が崩壊すると放射線を複数放出することが多いが、それらが放射線測定器で測定された場合にそれぞれの放射線エネルギーを合計したエネルギー量があたかも1つの放射線から出たものとして検出されてしまう現象をサム効果という。
これを各放射線の本来のエネルギー量に計算し直すことをサム効果補正という。
自己吸収補正
放射線が放射線測定機内で散乱したり、測定機内の物質にエネルギーが吸収されることによって、本来のエネルギーよりも低いエネルギーが計測される現象を自己吸収という。
それを本来のエネルギー量に計算しなおすことを自己吸収補正という。
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